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【行動力】何かをやろうとした時にすぐに動ける??動けない??、その違いとは??

かんかん

本屋に行って自己啓発の書棚やビジネス書籍の書棚をぶらぶらしていると、最近何かとよく見るようになったのがタイトルに「行動力」とついている書籍たち。

 

「行動力」

そんなに持たなきゃいけないものなのか。
もしくは、持ちたいのに持てない人が多いのか。

おそらく、「行動力」が欲しいと思っているけどなかなか行動できるようにならないと思っている人が多いからこそ、それに比例して書籍も多くなるんでしょうね。そんなぼくも結構な割合で「まぁ明日やればいいか」「今度やろ」と思う方なので、「いかんいかん」と自分を叱る時が多くあります。

そして、子育てをしているママにとっては、我が子にも「行動力」を身につけて欲しいと思うでしょう。

というわけで、今回は「行動力」の流行りに乗っかることにして、今までの経験を踏まえた「行動力」がある人とない人の違い、そして身につけるためにできることを書こうと思います。

「子どもには行動力ある子に育って欲しい!!」と願うママにぜひ読んで欲しい内容です♪

 

「行動力」とは??

Pexels / Pixabay

そもそも、「行動力」とはなんでしょうか。

単純に「動く力」だと考えれば、たいていの人は自分の力で学校に行くし仕事に行くし、休日には遊びに行ったり買い物に行ったり旅行に行ったりしているはずだから、そういう意味での「行動する力」は持ち合わせているはずです。

でも世間では「自分には行動力が足りない」「もっと行動力が欲しい」と思っている人が多い。

だからたぶんココで言われている「行動力」というのは、先ほどの「行動力」とは意味が違いますね。

おそらく、学校に行ったり仕事に行ったりというのは物理的な行動力」で、多くの人が「足りない」「欲しい」と思っているのは「心理的な行動力」なんだと思います。

 

  • ダイエットしたいのに「明日から」が合言葉になっている
  • 趣味を見つけたいけど新しことが始められない
  • 読書をしたいと思うけど続かない
  • 転職を考えているけどズルズル働いている
  • 好きな人に告白したいけどなかなか1歩が踏み出せない

そうやって、「あぁ、自分はなんて行動力がないんだろう。」となることが多いのかなって思います。(ぼくの場合もいつもこんな感じが多いので笑)

 

すぐ動ける人の特徴

Pexels / Pixabay

というわけで、「行動力」がある人とない人はどこが違うんだろうと言うのをぼくなりに考えてみました。

まず、ぼくの周りにいる「この人行動力あるなぁ」って人は、

  • 圧倒的に身軽
  • 行動することに慣れている

この2つが当てはまります。

 

圧倒的に身軽

「身軽」というのは、もちろんで体重の話ではなく心理的な状態の話で、「◯◯をやろう」と思ったらとりあえず必要最低限の準備だけしてとりあえず始めちゃうこと状態をいいます。


例えば

航空会社のホームページを見ていて、

「あ、今週末のチケットがセールやってる!!」

手帳を確認、、
「偶然にも3連休!!」
「特に予定なし!!」

懐(財布)を確認、、

「帰ってから節約すればなんとかできそう!!」

「よし、週末は北海道だ!!(チケット購入ボタン)ポチッ!!」

みたいな人は行動力があると思いますよね。

さすがにここまでは行動力の極端な例えかもしれませんが、日常的なところでいえば、

  • ジムに通おうと思ったら、とりあえず体験や見学に行ってみる。
  • やらなきゃいけない仕事があったらとりあえず資料にひととおり目を通しておく。

みたいに、

身が軽い人は「とりあえず」のハードルがすごく低い。

また、身軽な人は「未来を明るく見ることが得意」な気がします。

逆に「行動力がない」と悩む人は、未来を暗く見ることが得意なので、「◯◯をしたら、△△になるかもしれないな」「××をして□□になったらどうしよう」みたいに、不安な予想をし過ぎてしまいます。

そうやって「動きにくくなる重り」を自分からまとっちゃう人はどうしても結論が「ほら、やっぱり行動しないほうがいいじゃんか」って自分でブレーキをかけてしまっているんじゃないかと思います。

 

行動することに慣れている

そして、「行動することに慣れている」というのは、次のうちどっちなんでしょうか。

「すぐ動くことに慣れているから行動力がある」
「行動力があるからすぐ動くことができる」

これは習慣の話ですね。「習慣」というものは繰り返すから身につくのであって、生まれつき持っているものではありません。

歯磨きすることやお風呂に入ることだって、子どもの頃から毎日毎日繰り返すからそれが当たり前になって習慣になります。

保育園や幼稚園に通う子どもたちだって、最初は列には並べない、人のおもちゃを取る、靴は自分で履けない、「ごめんなさい」が言えないなどなどありますが、集団生活をしていく中で、必要なことを知って繰り返していく中で当たり前に出来るようになっていきます。

 

だからきっと、

「すぐ動くことに慣れている人」っていうのは、普段から「すぐやろう、今やろう」って意識している人なんです。

 

はじめは小さいことから、身近なところから。

「洗濯を今たたむあとでたたむか、、、いまっ!!!!!

「メールを今返すあとで返すか、、、いまっ!!!!

今布団から出るあと10分だけ寝るか、、、いやっあと5分だけっ!!!!

みたいに自問自答を繰り返し、時間をかけて「すぐ動くこと」を当たり前にしたんだと思います。

 

 

すぐに動けない人の特徴

Efraimstochter / Pixabay

「すぐ動けない人」は先ほどとは逆で、

  • 身が重い
  • 行動しないことに慣れている

が当てはまるんじゃないかと思います。

 

身が重い

身が重いというのは、「"とりあえず"のハードルが高い」「不安な予想をし過ぎて動きにくくなっている」という面に加えて、「いろんなものを身につけ過ぎている」っていうのも身が重くなる理由の一つだと思います。

例えば「プライド」「体裁」「人間関係」無くてもいいとまでは言わないですが、これらを必要以上に抱えていると動きが鈍くなってしまいます。

「これをやったら周りから何を言われるかな」「やってみて失敗したらかっこ悪いもんな」そういう思考の癖をみにつけていることが多いのです。

 

ダイエットしなきゃなぁと思っている人は多いですが、標準体重より10キロも多かった人がダイエットして標準体重に戻ったらものすごく体が軽くなって動きやすさを感じるものです。ぼくは実際に経験済みなので自信を持って言えます。

 「行動力」も一緒で、「プライド」や「体裁」や「人間関係」という名のたぷたぷのぜい肉を身にまとっているから動きにくくなるんです。

 

心がメタボリックシンドロームなんです。

 

となれば、こりゃあダイエットするしかありません。

 

あ、しまった。

「ダイエットしたいけどなかなか行動できないんです、行動力ってどうやったらつくんですか」って話をしてるのに、「心がメタボリックシンドロームだ、プライドや体裁のダイエットした方がいい」とか言っちゃって、そのダイエットができないんだって話ですよね(笑)

本末転倒になるとこでした。

 

ぼくは心のダイエットに関しては体のダイエットよりは簡単だと思っていて、ジムに通ってハァハァ息切らして走らなくても、「プライド」とか「体裁」とか「人間関係」「自分に必要のないものだ」「なくても大丈夫」ということを「知る」ことができれば簡単に落ちるぜい肉だと思います。

ぼく自身も以前に比べるとだいぶ減りました。「このプライドいらなーい」「この見栄いらなーい」って心の断捨離をやっていくと本当に心が軽くなります。

減ったら減ったでその時に必要な新しいものがつくか、そのまま身軽になるだけです。

 

行動しないことに慣れている

行動することに慣れている人と同じように、行動しないことに慣れている人も、そういう習慣がついています。

その習慣を変えるには、日々の選択を変えていかなければいけません。

「洗い物はまたあ、と、で、、、、、と言っていた自分は昨日でサヨナラしたんだった、よし今やろ」

みたいな感じで少しずつ小さな変化を起こしていきましょう!!

 

さいごに

Free-Photos / Pixabay

今回は、行動力のある人とない人の特徴について書きました。

 

行動力がないなって思う人は一度、今の自分にどんな心のぜい肉がついているか見つめてみてはいかがでしょうか。そして、「コレがあるから1歩踏み出せずにいるんだ自分は」っていうものを見つけたら、思い切って切り離しちゃってみてください。

離してみたら意外と無くても生活できることに気がついて、気楽になると思います。

 

子どもにも、「行動力」を身につけて欲しいのであれば、キーワードである、

  • 圧倒的に身軽
  • 行動することに慣れている

この2つを意識していくことが大切です。

そして、子どもは親が言うことはたいてい聞きません。子どもは親がやっていることを真似します。

つまり、子どもに「行動力」を身につけて欲しいのであれば、まずはパパやママが行動力を示してあげることが重要です。(そういう意味で今回の記事は大人向けの内容で書きました。)

 

 

おまけ

Myriams-Fotos / Pixabay

「行動力を身につけたい!!」と思っているのになかなかできないように、人間は、今までの自分から新しい自分になろうとする時ってものすごく心理的に負担がかかりますだって、今まで握り締めていることで安心を得ていたものを離すんです。

小さい子どもで、タオルとか人形とか抱えたりくわえたりして安心を得ている子がいます。それをいきなり取ったら不安になって大泣きしますよね。

大人も一緒。

今まで身につけて安心していたものを手放すことになれば、「自分は一体どうなってしまうんだろう」「大丈夫だろうか」「わからない、怖い」「不安」って思うのが普通の反応です。

だから多くの人は、現状の生活で「不満」があったとしても、そのまま変わらないことを選ぶんです。

 

「不安」という感情は未来がどうなるか分からないから発生します。逆によく知っていて分かることは「安心」できるんです。

お化け屋敷でも、真っ暗だから先が分からなくて「ドキドキ」と「不安」が入り混じって進んでいけるわけですが、もしお化け屋敷の中でLEDや蛍光灯がついていたら、どこにどんなお化けが居るのか一目瞭然です。

それは真っ暗な時よりも「安心」できる空間だけど、「おばけ見えちゃったらつまんなーい」ってきっと「不満」に感じるんじゃないでしょうか。

分からないことは不安に、
分かることは不満に繋がりやすいというのは覚えておくといいかもしれません。

 

行動力についても全く一緒で、自分が行動することは未知の自分と向き合うことになるので、「どうなってしまうんだろう」という「不安」が強くなるんです。

それよりも今のライフスタイルのまま、給料や人間関係に「不満」はあるけど、どの程度の給料でどれくらいの愚痴を聞いていればいいかすでに知っている環境にいたほうが「安心」なんですよね。

どうなるかわからない「不安」より、現状の確定してる「不満」を抱えていた方が心の負担は軽いんです。

 

だから行動力を手に入れるためには、現状の不満から1歩踏み出して、その先にある不安にぶつかることが必要だと思います。

 「新しい自分になる」という響きにワクワクするようになったら、その時はきっと「行動力がある人」の仲間入りを果たしている時ではないでしょうか。

 

ぼく自身も、「行動力がある人」を目指してこの先も努力していきたいと思います。
そして1人でも多くの子どもたちに「行動力」を持って人生を切り開いて欲しいです。

そのためにはまずはパパやママが、心のぜい肉をダイエットして、「行動力のある大人になっていくことが必要なんだと思います。

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