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保育士のアジア旅2016Day36@ネパール【トレッキングの感想[人生は山登り]】

かんかん

この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。

せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。

 

「ヒマラヤトレッキングを終えて」

3年C組 柴田和輝、みたいに続きそうなタイトルだ(笑)

しかしあながち冗談でもなく今回の記事は、8日間のヒマラヤトレッキングを終えての感想文になるからサラッと読んで欲しい。

 

今回、ぼくがアジアを旅すると決めた時、「ネパールでトレッキングをする」というのはほぼ同時で決めていた。

理由は単純で、富士山よりも高い場所に立ってみたかった。それだけ。

なぜかって、日本にいたら絶対にできないことだから。貴重な時間を使って海外に行くんだからそういう経験をたくさんしたいなと思ったのだ。

そんなノリで最初は世界で一番高い山エベレストを見に行こうと軽い気持ちで思っていたのだが、実際にトレッキング会社の人に話を聞いてみると、ぼくが想定していた日数と予算じゃエベレストに行くのは無理だとわかり、今回は違うエリアをトレッキングすることになった。

ぼくがトレッキングしたアンナプルナエリアは、ネパールトレッキングのなかでも比較的簡単に訪れることができて値段もお手ごろ、そして綺麗な景色が観れるっていうThe初心者向けのエリアだった。

 

初心者向けといっても毎日2,500m〜3,000m級の山を登ったり下りたりを繰り返し、最後は標高4,100mの場所まで行ったので決してラクなトレッキングではなかった。

 

初心者向けというのはあくまでも、「ネパールにある他のトレッキングコースと比較して簡単」と言われてるわけだから、、、他のコースはどれだけハードなのだろうか(笑)

またいつか他のコースも歩いてみたい。

そして、死ぬまでにはこの目でエベレストを観たい。

エベレスト周辺は観光フライトという手段もあるのだが、それは歳を重ねて体力的に厳しくなってからでもできるから、歩けるうちは自分の足で行けるとこまでいきたい。

 

そして決意したことがある。今回は山を何個も越えて登りのたびに苦しめられた。だからぼくは、日本に戻ったらもっと足腰を鍛えると決めた!!

いつでも4,000m級の山に登れるコンディションでいたい(笑)

 

登山は人生と似ている

これは今回のトレッキングで苦しかった時に感じたことなのだが、1歩1歩上りの階段を登ってるとき、ホントにつらくて何度も足を止めたくなった。正直何回かリタイアもしたくなった。

でも、当然だけどそこで止まったらいつまでも山小屋には着けなくて、その場で振り返って下りることもできるし、それはすごく楽なんだけど、それをしたら目的地には一生着かないから、その選択肢は無し。

だから1歩1登るわけなんだが、終わりの見えない階段の上の方ばっかりを見てると気が滅入る滅入る。

「どこまで続くんだこの階段」
「見えないけどあの角の先は下りか??」
「わっ、まだ登りじゃん」

て。

 

それに、上ばっかり見てると石がガタガタの階段につまずいちゃうから、登っている時はなるべく目の前の段を、ほんとうに1段2段先の石段だけを見て登るようにしていた。

そうやって目の前の石段だけを見て進んでると、さっきまであんな遠かった曲がり角が、ふと見上げるといつの間にか近くなってて結構気持ちがラクになる。

「お、いつのまにかこんなトコまできてるじゃん」って。

 

そうやって登りながら、ふと公務員試験の勉強してた数年前の時のことを思い出した。

「めちゃくちゃぶ厚いなぁ」と思いながらも毎日3ページ,4ページと進めていた参考書、コツコツ進めていたらいつの間にか1冊終わっちゃってたっていうあの感覚。

目の前のことに集中する大切さってあるなと、永遠に続くかのような石段を登りながら思った。

そしてそれとは別に感じたこともある。

今度は逆にハァハァ言いながら下向いて目の前の石段だけを見て登っていた時のことだ。

突然ガイドのサンタさんに「そっちじゃないよ!!」と言われたので顔をあげると道が分かれ道になっていたのだ。ぼくはずっと下向いて石段だけを見てたから、先が分かれ道になっているってことすら全くわからなかった

その時に思った。

「目の前のことに集中することも大事だけど、たまには顔を上げて進んでいる方向を確認するのも大切だな」と。

その時は下ばっかり見て目の前の階段ばっかりに集中してたから、もしサンタさんがいなかったら間違った方向に進んでたと思うと怖くなる。

 

というわけで今書いた話でなにが言いたいのかというと、

登山にしても日々の生活にしても、何かに挑戦するにしても、ゴールのことばっかり考てるだけじゃダメだってこと。

最終地点(目標)ばっかり見てたら、「まだあんなに遠い」って気が滅入ってしまうし、ゴールばっかり見てたら、足元に(現在に)つまずいちゃう。

 

かといって、足元(現在)ばっかり見てたら、いつの間にか進む方向を間違えちゃって、運が悪いと間違って進んでいることにすら気づかないかもしれない。

たまに上もみて目的地までの距離感をだいたい掴んでおかないとペース配分もわからなくて余計に疲れちゃうから、、、

比率としては8対2くらいが良いと思う!

目の前の石段に(現在に)集中するのが8割

上を見上げて方向と距離を(ゴール)を確認するのが2割

物事に取り組む時はこの比率がいいなという結論に至った。

 

休憩も必要

そして、登り坂でもうひとつ重要だったのが、「休憩」だ。

さっきも言ったが、目の前の石段ばかりに集中して登っていると、ゴールまでの距離感がわからなくなってしまうから休憩のタイミングも見失ってしまう。

山登りは登ってる時ってずっと辛い。止まれるならずっと止まっていたいとも思ってしまう。

かと思えば、ランナーズハイみたいなのも時折やってきて、「お、このまま一気にいけるんじゃないか」っていつもより長く歩く時もあるにはあるのだが、結局そういう時はたいていあとで足が痛くなったり、休憩を多く取らなきゃいけなくなったりする。

これも登山に限らず、人生でも同じだと思う。

トレッキング中、背中には重い荷物を背負っているため当然肩も痛くなる。しかし、時折ランナーズハイみたいなのがやってきて背負ってるのに痛くなくなってくる時がある。

それでもこまめに休憩を取って肩から荷を降ろすと、次に歩き出した時にすごく肩がラクになるのは事実。

 

だから、登山でも普段の生活でも、「休憩」「息抜き」って絶対大事。大丈夫だと思っても取った方がいいもの、それが「休憩」だ。

こうやっていろんなことを考え感じながら毎日ひたすら歩いていたわけなのだが、この秘訣をおかげで、最終的にこんなにも綺麗な景色を自分の目で見ることができた。

 

ツラかったが、頑張って良かった良かった。

 

さいごに

ヒマラヤトレッキングのまとめとして最後に伝えておきたいのは、ぼくの親への感謝。(ものすごいプライベートなことで申し訳ないくらい笑)

アジア旅行をスタートしてからろくな運動もしてないのに、いきなり9日間も3,000m級の山歩きをしたのにケガにも病気にも高山病にもならない健康な体を与えてもらっちゃって、ありがとうございますほんと。親には感謝感謝である。

 

たくさん綺麗な景色も見たし、
苦しい登りも経験したが、
ケガも病気もなく街まで帰ってこれたこと、

それがなにより!!!!

 

ヒマラヤトレッキング、楽しかった!!!!

 

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保育士のアジア旅2016Day37@ネパール【はじめてのおつかい】

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