この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
ネパール出国
今日はネパールからインドへ移動する。
朝起きて宿で世話になったラジュさんに別れを告げてタクシーに乗って空港へ向かう。
カトマンズの空港に着いたと思ったら、荷物検査のセキュリティゲートが男女で分かれていて異様に男性の列だけが長い。
ネパールは飛行機を使う時は出稼ぎなどで男性が外国へ移動することが多いらしい。確かに、旅行で飛行機を使う人が多い日本の空港とは雰囲気が違う。
予想外に時間はかかったが無事、飛行機に乗り込むことができた。
途中、機内食を食べて、
トイレに1度立ち、ふぅ〜スッキリしたーってひと息ついたところで、
あっというまにインドに着いちゃった!!!!
旅人の間でもネット上でも、好き嫌いがはっきり分かれると噂の国、インド。
インドを気に入った人はクセになって取り憑かれたように何度何度もリピートするようになるけど、無理だった人は旅行後に「インドにはもうぜッッッたいに一生行きたくない!!」となる人が多いみたい、、、
一体インドに何があるというんですか??
そんな噂の国、インドに着いてしまいました。
今回のインド訪問は、そんな噂が本当なのか、ぼく自身はインドでどう感じるのかを体感するためにやってきた。「怖いもの見たさ」というやつだ。笑
まぁ、言ってもここまでにオーストラリアで1年8ヶ月生活し、アジア旅も39日目。7ヶ国も旅してきたから、そこそこ耐性ができているから大丈夫でしょうと思っている。(が、この考えがめちゃくちゃ甘かったことをインド滞在中に何度も思い知らされることになる)
インディラガンジー国際空港。
ついて早々トイレに入りづらいっ。
男性側はこんなにイケメンじゃないのに同じ方に入ってごめんなさいってなるし、かといって綺麗なインド美人の方に誘われて入ってしまったら自動小銃を抱えた警備員に捕まる。
ややこしいトイレを作ってくれたもんだ!!笑
そんなツッコミを軽く入れつつ、入国カウンターへ向かう。
ビザはeTVというのを事前に取得しておいた。
ビザ取得時に送られてきたEメールをプリントした紙とパスポートをカウンターの女性入国管理官に差し出すと、紙を一目だけ見てポイって投げ返された。
飲食店のレジで無愛想な店員さんにふざけて子ども銀行の紙幣を出したらまったく同じようにポイッて投げ返されるんだろうなぁってくらいに、ビザ取得の紙を放るかのように返された。当然笑顔も何もない。
「あれ??怒ってるのか??なんか書類の不手際があったのか??」と不安になりながら入国管理官を見ると黙々と作業を続けてる。
しばらくすると、パスポートも同じようにポイって投げ返さた。
そこで気づいた。
「あ、こーゆう文化なんだ。」
インドには日本みたいに「愛想の良い接客」みたいな考え方があんまりないって旅人から聞いたことあった。
別に機嫌が悪いからとか、失礼なことをしたからとかで投げ返したわけじゃないんだなって。デフォルトがこれなんだ。
愛想わるっ!!!!笑
その後も特に問題なく入国審査では両手の指紋と採取され、そのままゲートを通過。
アジア旅行8カ国目、インド、入国!!
到着ロビーを出たところでSIMカードを買った。
今回の旅はずっとSIMフリーのスマホを持っていたため、他の国でもSIMを買うことはできたのだが、他の国ではなんだかんだSIMを買わなくても宿やカフェのwifiだけで事足りていたから必要を感じなかった。
しかし、インドに対してはちょっと構えている(というか未知過ぎて不安過ぎる笑)があるのでSIMを買うことにした。
どうやって買うのかやインドの通信状態なども興味あった。案の定、一筋縄では開通できなかったのでSIMついて詳しくはまた別の記事で書く。
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保育士のアジア旅2016Day39-2@インド【インドの空港でSIMカードを購入!!注意点有り!!】
続きを見る
空港を出た後はメトロ(電車)を使って予約してある宿まで向かう。
どんなオンボロ電車に乗るかと思ったら、めちゃきれいじゃないか。
揺れもなくて、空調もあって快適そのもの。
しかも、空港からニューデリーの街まで片道約100円。
安い。
黄色と緑の国
ニューデリーの駅に着いた。
予約してあった宿までは自分で歩いて行く。
空港で買ったSIMがもうアクティベートされていたのでネットが使えることがめちゃくちゃ心強い。
グーグルマップを頼りに宿を目指してひたすら歩く。
メトロの駅を出るとすぐ隣には長距離列車も停まる鉄道の駅が。
駅の周辺にはオートリキシャと呼ばれる黄色と緑の三輪自動車がたくさん。
「わ〜インドっぽいなぁ」とここで初めて思いました。
宿に行くには鉄道の線路を越えないといけないので駅に向かう。
ネットでインドのことを調べていると、今からぼくが渡ろうとしている駅の高架橋で「鉄道がキャンセルになったと騙されて違うチケットを買わされた」「怪しいツアー会社に連れてかれた」なんてことがあった話をチラホラ見つけることができる。
見るからに騙しやすそうな貧乏バックパッカーのぼくに一体何人が声をかけてくるか、、、
用心して歩いたが、結局騙されるどころかメトロの駅を出てから高架橋を渡りきるまで、誰一人としてぼくに声をかけてくることなく駅の反対側に着いてしまった。1人くらい話しかけてくれてもいいのに、、、笑
そんなに話しかけずらい雰囲気だったかな(笑)
子どもに水風船投げられる
ぼくが予約した宿はニューデリーの駅のすぐそばにある「メインバザール」という通りの近く。
グーグルマップを頼りに宿を目指していたんですが、マップの示す場所に宿がない!!
しかしそんな状況にはもう慣れっこ。笑
近くにはあるはずだから人に聞きながら路地を進む。
あとで分かったのだが、【このメインバザールの周辺はすごく治安の良くないエリアだそうで観光客はなるべく泊まらない方が良い】ということを仲良くなったインド人が教えてくれた。
でもその時はまだそんなことを全然知らないぼくは、宿を探して狭い路地をひたすら歩いていた。
この辺で合ってるのかなぁとキョロキョロしながら歩いていると
突然、バンッ!と大きな音がしてなにかがぼくの足にぶつかった。その次の瞬間、音がした左足のふくらはぎの辺りがだんだん冷たくなってきた。
「なんだ!?」
急いで左足を見るとズボンが何かで濡れている。
汚水??ガソリン??化学薬品??いろんな可能性を頭に思い浮かべる。
後ろでダダダッという誰かが駆け出す音がした。ぼくがすぐ音がした方を振り向くと、数人の子どもが背中を向けて走っていくのが見えた。
走り去る子どもたちの手には水風船が握られているのが見える。
やられた。
水風船をぶつけられたみたいだ。
「おぃおぃ、あいさつも無しに知らない人に水風船ぶつけちゃダメだよ〜」と思いながら、
「これがインドか」って。いきなりインドの洗礼を浴びてしまった。
旅に不慣れでメンタル弱めの人ならもれなくこの時点で「外出恐怖症」というトラウマを手に入れていたと思う。
それくらいに逃げ去る子どもたちの不敵な笑みには恐怖を覚えた。
運のいいことにそのあとすぐ、なんとか宿に着いて荷物を降ろして一息つくことができた。
あ〜怖かった(笑)
昼ごはんを食べる
一息ついてから、お腹が空いたので何か食べようとメインバザールに出た。
通りを歩いていると屋台から香るスパイスの匂いが強烈過ぎてむせるむせる(笑)
なんならそれを料理してる屋台のインド人すらもむせている。
そんなにスパイスいる??笑
そして街を歩いているとどこからともなく漂ってくる強烈な匂いがあった。
最初は何か分からなかったが、数分後に思い出した。
「小学校で繰り返し牛乳を拭いた雑巾が乾いた時に放つあの匂いだ!!」
正体はすぐに分かった。
こんなにデカい鍋いる??笑
ホットミルクだそうな。ものすごく強烈なミルクの香り。
牛乳嫌いのぼくは匂いだけで即倒しそうだったが、これを飲めと言われたら確実に口から「キラキラ」したものを出す自信がある。
それくらい臭かった。
これはチャイ屋のおじちゃん
1杯約17円のチャイを売っている。「甘くないのがいい」と注文すると、わざわざ鍋を変えてレスシュガーのチャイを作ってくれた。
おじちゃん優しい(笑)
「カメラ目線プリーズ」にも応じてくれた。
さて肝心の昼ごはん。
「観光ツアーどうだ??」って声を掛けてくる勧誘インド人に「ご飯食べながら考えたいからよく行くごはん屋さん教えてよ」と言ったら快く教えてくれた。
チャパティとカレー。
このブログで再三書いているが、ぼくは辛いものが大の苦手。ほんとに苦手。
だから注文する時に、「このカレーは辛い??」とちゃんと聞いて「ちょっとカラいだけ」って言われたから「じゃあ食べてみましょう!!」となった。
結果は激辛。
申し訳ないが全然食べきれなかった。辛すぎて。
隣の席のインド人ファミリーが同じ物をニコニコしながら普通に食べているのを見て「とんでもない国に来てしまった」と痛感した。笑
ちなみにチャパティが1枚約8円で、このカレーは約70円だった。
この先のインド滞在、ちゃんとご飯が食べれるか不安になってきた(笑)
そのあと食後のお口直しにとラッシーを買ったのだが、そのラッシーがこれまた激甘で。笑
辛いのやら、甘いのやら、牛乳の匂いやら、インド滞在数時間にしてすでにぼくの胃腸はキャパオーバーである。
しかもメインバザールでは、店によっては、黙って大麻入りのラッシーを出してくる屋台もあるらしく、そういう点では本当に気をつけなければならない。
(「この店のラッシー、飲むといい気分になるな」ってリピーターにして、そのうち大麻自体を売りつけるビジネスモデルらしい。怖すぎ。)
インド1日目、大きなトラブルこそなかったものの、食生活はじめ、その他もろもろについて不安を抱くことになったのは言うまでもない(笑)
この先のインド滞在、どうなることやら、、、
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