毎日を忙しく過ごしているとなかなか気がつきにくいものですが、「時代」というのは少しずつ変化しています。
気づいたときには世の中の価値観は変わっていて、乗り遅れた自分や子どもたちは「生きにくさ」を感じながら生活することになる、、、そんなのは嫌ですよね。
そんなこと踏まえて質問です。
Facebookにあるシェアのボタン、
Twitterにあるリツイートのボタン、
このブログにもついているSNSのシェアボタン、
なぜあの機能が付いているのか、考えたことってありますか??
その理由を考えてみると、時代の変化によって幸せの感じ方が変わったことが分かってきます。
すっごく単純に言うと、現代は「共有(シェア)する時代」なのです。
子育て中のママさんも、これから大人になっていく子どもたちも、そんな時代の変化を知っておくことで幸せを感じやすくなることができます。
今回はそんな思いで記事を書こうと思います。
「幸せ」の感じ方が変わる内容ですので、気になる方はまずは、とりあえず最後まで読んでみてください♪♪
所有する時代から共有する時代へ
突然ですが、
かつての「所有する時代」は終わりました。
いきなりこう言われても「??」ですよね。
でも本当にそうなんです。「所有する時代」はすでに終わったんです。
それを知らないまま生活していると、毎日が辛くてしょうがなくなるんです。
「そもそも、所有する時代って何!?まずそんな時代が来てたの!?」という方にもう少し具体的な話をしますと「所有」というのは、「マイ◯◯」ってあるじゃないですか??
マイホームとか
マイカーとか
マイバッグとか
マイ箸とか
これって「所有の考え方」なんですよね。
「自分のものを持ちましょう!!」
「一家に一台は◯◯!!」
みたいな考え方です。
ひと昔前までは多くの日本人にとってはそれが「幸せ」でした。
新車でマイカーを買い、一戸建てや分譲のマイホームを購入して休日にドライブしたりショッピングしながら日々を暮らすことが「幸せ」だったんです。
でも、すでに時代は大きく変わり、「所有=幸せ」の定義が崩れてしまいました。
じゃあ今は何の時代でしょうか??
それが冒頭でもお話した、「シェアする時代」つまり「共有する時代」なんです。
最近よく、こういった単語↓を聞きませんか??
- カーシェア
- ウーバー
- シェアハウス
- エアビ(Airbnb)
- メルカリ
- ジモティー
- ココナラ(coconala)
これ全部、根底の概念に「シェア」があるサービスです。
1つくらい聞いたことあるのではないでしょうか??
もし、「全く聞いたことないサービスばかり」というあなたは、まだ「所有の時代」の価値観を持っているのかもしれません。
現代の高齢者は「所有することが幸せ」の世代
「所有することが幸せである」という価値観は、戦後の日本で定着していきました。
なぜなら戦後の日本は圧倒的に「物」も「お金」も無かったからです。
毎日の生活すら危うい状況ですから、「食べ物」「移動手段」「住む場所」が欲しいと願うのは普通の感覚ですよね。
だから、今の高齢者にはお金に執着心のある人が多いです。
とにかくお金を貯めます。とにかく使いません。
気持ちは分かります。昔は貧しかったんですから。
ぼくもオーストラリア留学中に金銭的な理由で普通に3食ご飯が食べられなくなった経験がありますが、ご飯が食べらないことの恐怖ってものすごいんです。
戦後を生き抜いた日本の人たちはその価値観が染み付いているんです。
でも、お金を溜め込んでいても、得られるのは「安心感」だけです。
経済は循環が重要ですから、川の流れと同じでどこかで誰かが堰き止めていたら、下流にいる人たちに水が行き渡りません。
お金の流れの下流にいるのは誰ですか??
そう!ぼくたち20代〜30代の若い世代ですよね。
今の日本は50歳以上の世代が「貯金」という所有する価値観を強く持っているので、下の世代に流れて来ないようになっています。
それが証拠に、統計局が出しているデータにこんなもの↓↓があります。これは2014年のデータですが、明らかに50代以上の世帯で貯蓄が多いことが分かりますよね。
平成26年全国消費実態調査 二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果 結果の要約
あ、ぼくはべつに今回の記事で「高齢者は貯蓄し過ぎだー」って批難したいわけじゃないんです。
さっきも言った通り、昔の人はある意味で「貯蓄すること(所有すること)が幸せ」という価値観を持って生きて来たわけですから、その人たちの幸せを否定したいわけではないのです。
むしろ、昔の人がその価値観を持って全力で仕事を頑張ってくれたおかげで今の豊かな日本があるわけですから、感謝ですよね。
そんなぼくたちも、ある出来事によって時代が変化しなければ、所有すること幸せだっていう価値観も持ち続けて幸せでいられたかもしれません。
でも残念ながら時代は変わってしまいました。
その原因となったのは「インターネット」と「スマホ」の登場です。
情報がシェアされる時代
「インターネット」と「スマホ」がぼくたちの生活にどんな影響を与えたか。
受けている恩恵は山ほどあると思います。
たった10年足らずで日常生活でも仕事でも欠かせないものになった「スマホ」
そんなスマホを通してアクセスできる「インターネット」
この2つによって今までの「所有」の概念が崩れてしまったのです。
インターネットと言うとちょっと分かりにくいかもしれません。
違う言い方をすると、インターネットとは「情報」です。
誰もがスマホとインターネットを使えることにより、情報がシェアされるようになったのです。
たとえば、何か物を買うときに、「価格比較サイト」を使ったことはありますか??
家電、化粧品、衣服、保険、バスや飛行機のチケット、、、あなたが欲しい物の価格を一挙に調べることができる価格比較サイトはとても便利ですよね。
ぼくもバスや飛行機のチケット検索では当たり前のように使っていますし、価格.com や楽天市場なども頻繁に利用します。
あのサイトって、
- 誰かが「情報」を提供している
- あなたが「情報」にアクセスできる
という2つの条件が整って初めて成立しますよね。
昔はインターネットもスマホも無かったので、そういった「情報」はなかなかシェアされなかったんです。
物理的にも他県のお店の価格を調べることってほぼ不可能だったわけです。
しかし今はシェアの時代です。
気になることがあればGoogleやSNSを使って調べれば一瞬で必要な情報を手に入れることができます。
シェアの時代とは、「受け取る時代」であると共に「出す時代」でもあります。
だから今はTwitterやInstagramで情報発信している人は強い影響力を持っているし、ユーチューバーも人気が出るのです。
彼ら(彼女ら)は情報をシェアしているからです。
物もお金もサービスも、全てをシェアする
さて、今回の記事でぼくが伝えたいことは、
- 所有することが幸せだった時代は終わった
- 物もお金もサービスも独り占めしてはいけない
- 現代はシェアすることが幸せの時代
です。
これからの時代は、物もお金も情報も、自分の手元に置いていても身動きが取りづらくなるだけです。(身近な例で言えば、マイカーローンやマイホームローンて、物の「所有」と引き換えにものすごく身動きが取りづらくなりますよね)
昔はそれでも良かったのですが、今は「スマホ」と「インターネット」の出現によって状況が変わってしまいました。
いくらあなたが「所有」が良いと思っていても、世界の流れは「共有」へと移ってしまいました。
つまり、「共有」という考え方が好きか嫌いかに関わらず、納得できるかできないかに関わらず、いつまでも「所有」の概念を持ち続けていることは、時代遅れを生きていることになります。
子どもたちに伝えよう!!
ぼくはこの「所有」から「共有」への変化を、たくさんの子どもたちに伝えたいと思っています。
なぜなら、どう考えてもこの先は「共有する」という価値観が加速するからです。
今の子どもたちが大人になる頃、「スマホ」が無くなっていると思いますか??「インターネット」が無くなっていると思いますか??
きっとそんなことはないですよね。
「共有(シェア)」することがより重要になると思います。
そんな時代を生きていく子どもたちが、親や先生が「所有」の概念しか持っていなかったことによって「物やお金を所有することが大事」という価値観を持って大人になってしまったらどうなるでしょうか??
子どもたちには「所有」の価値観と「共有(シェア)」の価値観があることを伝え、時代の流れを踏まえて選択できる環境を用意してあげることが大事だと思っています。
(そうやって2つの価値観の両方を知った上でその子が「所有」の価値観を選ぶのであれば、それはアリだと思います。時代の流れには抵抗しがたいものですが、「所有」の価値観に魅力を感じる人だっているでしょうからね!)
というわけで、そんなぼくの願いも込めつつ、ぼくはブログで子どもや子育てママに役立つ情報をどんどん発信し、シェアしています。独占はしません。
ぼく自身は「所有」より「共有」の価値観が好きなので。
これからも、学んだことや経験したことを発信していこうと思っています。
記事を最後まで読んでくださってありがとうございます。
この記事を読んだあなたもぜひ、お子さんに「所有する時代」から「共有する時代」への変化を伝えてあげて欲しいと思います。
こちらの記事↓も、現代の価値観を考える上で参考になると思います。
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