最近、「壁」にぶつかったことってありますか??
悩みだったり失敗だったり、上手くいかないことや思い通りにいかないことも「壁」になると思います。
「こんな壁、今の自分には乗り越えられないよ〜」「もうどうしたらいいんだよ〜」みたいなでっかいやつです。
家族のこと、
子どものこと、
仕事のこと、
お金のこと、
将来のこと、、
そりゃあもう生きてりゃいろんなことがありますよね。
今回は、「目の前の壁が大きすぎて太刀打ちできない」と真っ暗になりがちなママに向けて、「壁にぶつかった時」の良い考え方を紹介します。
お釈迦様の教え
仏教の開祖、お釈迦様は言いました。
「生きることは苦しみである」
よっ!!一瞬で人の生きる希望を失わせる魔法の言葉!!笑
最初にこの言葉を知った時はそう思いました。笑
でも、この言葉もちょっと考えれば「あ〜なるほどね〜」ってなります。
今回は仏教の話をしたい訳ではないですが、あなたがぶつかっている壁を乗り越えるための参考として、少しだけこの話をします。
お釈迦様は「生きることは苦しみである」と言いました。
その「苦しみ」が何かというと、「思い通りにならないこと」なんだそうです。
つまり、
「生きることは思い通りにならないことばかり」
そう言っていたわけですね。こう聞けば「その通り」とうなずけます。
「この世は自分の思い通りにならないことばかりだよね、だから苦しいよね」お釈迦さまはそう繰り返し教えていたことになります。
思い通りの世の中は面白い??
じゃあもし、この世が「すべて思い通りになる場所」だったらどうでしょうか??
- 「東京大学に入りたい」と思えばなんの努力もなしに入れる
- 「お金持ちになりたい」と思えばあっという間にお金持ちになる
- 「素敵な人と結婚したい」と思えば目の前に理想通りの人があらわれる
- 「あの人苦手だからあんまり関わりたくない」と思えばその人は一瞬でどこかへ消え去る
- 「◯◯が欲しい」と思えばすぐ手に入る
- 「◯◯がしたい」と思えば次の瞬間にはできる。
そんな人生ってどうでしょうか??最高じゃんと思いますか??
ゲームで例えてみましょうか。
スーパーマリオブラザーズで例えてみます。スーパーマリオブラザーズがこんなゲームだったら面白いでしょうか??
- 最初がラストステージ
- コインはすでに全部回収済み
- 始まった瞬間からずっとスター(無敵)の状態
- ノコノコもパタパタもパックンもテレサも一切出てこない
- ピーチ姫とはすでに婚約済み
- ワリオは何も邪魔してこない
- クッパはもう誰かが倒しちゃったみたい
どうですか??こんなゲームがあっても面白くないですよね(笑)
でも「すべてが思い通りになる場所」っていうのはきっとこういう場所のはずです。
苦しみはないかもしれないけど、面白味や楽しさもないですよね(笑)
思い通りにいかないから楽しめる
でも幸い??ぼくたちが暮らしている現実はそういう世界ではありません。
「思い通りにならないことばかり」の世の中。
お釈迦様はそれを「生きることは苦しみである」と表現したんですね。
ということは、
「敵がいて障害があって最初は上手くいかないスーパーマリオブラザーズ」が楽しめるのだから、
「苦手な人がいて、上手にできないことがあって思い通りにならないこの世の中」だって、考え方によっては楽しめるんじゃないでしょうか!?
というのが今日の話で一番伝えたいことです。
目の前にあるその壁は過去最高に高いはず
さて、生活している中でぶつかる壁というのは人それぞれのはずです。
仕事の業績が伸びなかったり、
新しいことに挑戦して何度も失敗したり、
子育てが上手くいかなかったり、
旦那やママ友との人間関係が上手くいかなかったり。
ことあるごとに壁にぶつかる人もいれば、たま〜にしか壁にぶつからない人もいます。
そんな中、「ぶつかる壁」について誰に対しても絶対に等しく言えることがあります。
それは、「今ぶつかっている壁は、あなたが今まで生きてきた中で1番高い壁」だということです。
もし過去に同じ状況を経験してその「壁」を乗り越えていたら、また同じ「壁」が来てもそれを「壁」とすら思わないのではないでしょうか??
自転車に乗れなかった頃、練習している頃は「自転車に乗ること」が大きな壁でした。でも乗れるようになった今では壁でもなんでもないはず。
ということは、仕事でも恋愛でも人間関係でもなんでも、「目の前にある壁」というのは「今まで生きてきた中で1番高い壁」な訳ですね。
仮に、あなたが「またこの悩みだよ」と似たような状況で何度も壁にぶつかっているのであれば、それはあなたがまだ乗り越えられていない高さの壁だということになります。
今までたくさんの壁を乗り越えてきたはず
今ぶつかっている壁というのが「自分にとってまだ乗り越えたことのない高さ」だとしても、あなたはきっと子どもの頃からたくさんの壁を越えてきているはずです。
「自転車に乗る」という壁を越え、「小学校で友達を作る」という壁を越え、「高校受験を乗り切る」という壁を越え。
ということは、イメージでいうとぼくたちは子どもの頃から小さい壁からを乗り越えてはまたその次のひとまわり大きい壁を乗り越え、またその次の大きさの、と順番に乗り越えてきてるわけですね。
ちょうど、だんだん大きくなっていくドミノのような壁がまっすぐ並んでいて、それを一つずつ自分で乗り越えていくイメージです。
あなたの体が小さくなってドミノを正面から間近で見たら、目の前にある壁は自分より大きくてその向こうがどうなっているか見えないと思います。
振り返れば今まで乗り越えてきたドミノが倒れているけど、前に進むには目の前の大きな壁(ドミノ)を倒さなきゃいけない。でも向こうが見えないから、この壁が今までの人生で1番最強の壁だと勘違いしてしまっている。
人生でぶつかる壁というのはこんなイメージだと思います。
だから必要なことは、視点を変えて、「並んでいるドミノ全体」を「横から」見渡せる位置に移動してみること。
そしたら自分が今いる位置がなんとなくわかります。
このドミノが終わるのは、あなたが死ぬ時です。それまではずっと続きます。
それはお釈迦様が「生きることは苦しみである」と言ったように、「昔あの壁を越えて以来、1回も壁にぶつかっていません」とはならないはずだからです。
過去から見たら"最大の壁"も未来から見たら"最小の壁"
それでですね、そうやって"人生の壁ドミノ"を横から見てみると、面白いことに気がつくと思います。
それは、それまで「今まで生きてきた中で1番高い壁」だと思っていたものが実は、「これから順番に越えていく壁の中では1番低いもの」だということです。
そう考えてみるとなんだか、「今の壁でくじけていたらいけないな」という気分になるし、「今ぶつかっている壁は、これから現れるもっと大きな壁を乗り越えるための前哨戦」くらいに思えるんじゃないでしょうか。
ここまで話が進んで来ると「それなら人生の壁も普通のドミノみたいに目の前の壁を一つ倒したら全部倒れてよ」なんて思うかもしれませんが、それは「完結したスーパーマリオブラザーズ」で遊ぶことと同じです。それは面白くない(笑)
"人生の壁ドミノ"は連鎖しません。ひとつひとつ独立しています。神様はドミノの遊び方を知らなかったのかな。笑
なんいしても「この世は思い通りにならない」ってことですね。
そして何より、2000年以上前にこの事実に気がついていたお釈迦様すごい。
目の前にある壁の次は低い壁かもしれない
あともう1つ、今のドミノの例えとは違う、「大きな壁にぶつかった時」の考え方があります。
都会の高層ビル群ありますよね??
目の眩むような高さのビル群に囲まれた場所に立っていると、その1つ向こう側、極端に言えばそのビルのすぐ裏側ですらどうなっているのかわからない時があります。
そのビルの裏には同じ高さのビル群が続いているのかもしれないし、もしかしたらその裏側は一戸建てばかりの住宅街が広がっているかもしれません。
悩みや失敗などで壁にぶつかっている時も、高層ビル群に囲まれてその向こう側がどうなっているのか分からない状態と同じで、もしかしたら今の壁を越えたらあとは同じ高さの壁が続いているだけで楽に越えていけるかもしれないし、もしかしたら今の壁が高かっただけであとは壁とも思わないような高さの壁が続いているかもしれません。
そしたらきっと「なんだ〜大変だったの最初だけじゃんかー」って思うことができるかもしれません。
そう思うことで、目の前の壁を越える勇気が出てくるかもしれません。
「今の壁さえ乗り越えちゃえば!!」と力みすぎて空回りすることもよくないので、状況や問題に合わせた具体的な方法は必要だと思います。
まとめ
今回は、「目の前の壁が大きすぎて太刀打ちできない」と真っ暗になりがちな方に向けて、「壁にぶつかった時」の考え方を紹介しました。
ポイント
- 過去最高に高い壁も、未来から見たら1番低い壁
- 目の前の壁が高いだけで、その次の壁はそんなに高くないかもしれない
ぼくはこの考え方を大事にしています。
そして、
- 「思い通りにならないからこそ楽しみがいがある」
- 「完結したスーパーマリオは面白くない」
この2つも、悩みを持った時に意識するようにしています。
今回の内容が、今、悩みがあって目の前の壁に苦しんでいる人の気が楽になれば嬉しいです。
今回も長い記事を読んでくださってありがとうございました。