今回は「人間がなぜ生まれてきたのか」を考えます。
「人間ってなんで生まれてきたのだろう？」
「私の生きている理由ってなに？」みたいな疑問を考えたことはありますか？
普段はなかなか考えない疑問かもしれません。でもぼくは、この問いについて考えることはすべての人にとって重要だと思っています。
いろいろな考え方がある
Bessi (CC0), Pixabay
人間がなぜ生まれてきたのか、という問いの答えは、ネットや書籍と探してみるといろんな考え方が見つかると思います。
例えば、
「より良い人になるため」
「楽しむため」
「社会に貢献するため」
「神が作り出したから」
「偶然の産物である」
いろいろありますよね。
ただ、生物学的にみると「人が生まれることに特に理由はない」のだそうです。
「え、そんな寂しいこと言わないでよ」って感じですよね。
生まれることに理由がないって言われると、「じゃあなんで生まれてくるんだよ」ってさらに疑問が増えてしまいます。
しかし実際のところ、ぼくは仕事柄多くの子どもや子育てママと関わってきて、「赤ちゃんが生まれること」そして「子どもが育っていること」に関して、とても理由がないようには思えません。
生まれてくることには何らかの理由があると思いたいです。
そこで今回は１つの考え方を紹介します。
人間は悩むために生まれてきた？
Free-Photos (CC0), Pixabay
いろんなことをぼくなりに考えた結果、一言でまとめると「人間は悩むために生まれてきた」と言えるのかなと思うようになりました。
なぜなら、ぼくは悩みを持っていない人をみたことがないからです。
人間関係・お金・将来・子育て・健康・美容、、、、挙げ出せばきりがないですが、どこの国どんな人も、何かしらの「困りごと」を抱え、日々苦悩や葛藤の中で生きています。
心底ポジティブは人は一見悩みが無いように見えますが、それはおそらく悩みがないのではなく、「悩みと上手に付き合っているから」か、「悩みから解放された人」かなと思います。
とにかく人は「思い通りにいかない」ということを毎日たくさん経験しています。
お金に困っている人は「お金がない」という悩みを持ちますが、お金持ちにはお金持ちの悩みがあるそうです。
毎日忙しくて時間がない人は「時間がない」という悩みを持ちますが、老後に圧倒的な時間ができた人は、健康の心配をしたり、お金が減っていく心配が始まるようです。
思い返してみれば、思い通りにいかない経験は赤ちゃんの時からすでに始まっています。
時期や立場によって内容は様々ですが、とにかく、人は、「思い通りにいかないこと」をたくさん経験しています。
ここから言えることは、
- 人間は、物事を自分の思い通りにしたい
ということです。
そしてさらに、もう一つ確実に言えることがあります。
地球は不自由な場所
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人間は物事を自分の思い通りにしたい、けどそうならない。その理由が「地球」という星に理由があると思います。
なぜなら人間にとって地球は何かと思い通りにならない場所だからです。
当たり前だと思っていることも、よくよく考えてみれば不便だと思いませんか？
もし、瞬間移動ができれば、
もし、お腹が減らなければ、
もし、ずっと若いままでいられたら、
もし、相手の気持ちが一瞬で分かれば、、、
地球には重力があって、人間には肉体があり、心はどこかに隠されていてお互いの「気持ち」が目に見えません。
だから、どこかに行くためには移動する手段を探し、体力を使うかお金を使うか、誰と行くか、みたいなことをたくさん考えなければいけません。
ちなみに、あの世？のような肉体がない（と予想される）世界では、こういった「不自由」がないらしいです。
あの世の世界には「思い（つまり魂みたいなもの）」しか存在しないので、行きたい場所をイメージすればそこに着き、食べたいものを想像すれば目の前に現れ、相手の気持ちは一瞬で分かる。そんな世界があの世です。
つまり、あの世はなんでも思い通りになってしまう世界です。
もし「あの世」がそんな世界なら、ぼくたちが「この世」の地球に生まれてきた理由も納得できませんか？
自分で望んで生まれてきた？
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ぼくたちは覚えていないだけで、地球に生まれることを自分自身で選んだのかもしれません。
だってですよ、ちょっと考えてみてください、「思いだけの世界（あの世）」はなんでも思い通りになってしまいます。
これってぼくたちからするとすごく羨ましい状況ですが、「すべて思い通りになる」というのも意外とつらいのかなぁとも思います。
例えば、謎解きゲームでいうと、目の前にある謎に対して「解きたい！」と思ってよく考えたりヒントをつなぎ合わせて少しずつ答えを導き出していくことが楽しい訳ですが、「思いだけの世界」では、「解きたい！」と思った瞬間に答えが頭に浮かんでしまいます。
もしくは、「お金持ちになりたい」と思ったら目の前に大金が現れるわけですが、それ以前に欲しい物を願えばなんでも手に入るのでお金なんて必要ないのかもしれません。
それが「なんでも思い通りになる世界」です。
しかも、「あの世」は時間の概念もないので過去も未来も行き放題。
さらにもっといえば、時間の概念がないので「死」というものを意識する必要もなく、「すべてが思い通りになる人生」が永遠と続きます。
しかし、問題なのはこの「永遠に続く」という部分です。
それで、これはぼくの予想でしかないのですが、、、
思い通りになることばかりが永遠と続くと、それに飽きてくる「魂たち」が一部で出てくると思うんですよね。
「ここは全てが思い通りになってばっかりでつまらん！もっと思い通りにならない経験がしたい！」
と。
そう思った瞬間にやってくるのが地球なんじゃないかって思っているわけです。
「思い通りにならない経験がしたい！」という思い通りになった結果、地球に生まれてくる。みたいな感覚です。
たぶんですが、いま地球で生きている人に「もしすべてが思い通りになる人生が何千年、何百万年と続いたら、どこかの段階で飽きると思いますか？」って質問したら、「確かに、いつか飽きるかもしれない、、、」と一瞬でも思う気がするんです。
そんな飽き性の魂たちが集まっている場所、それが地球。みたいな。
先ほども言いましたが、地球で生きるには何かと不便が多いですよね。肉体があって動きが制限されるし、ルールもたくさんあるし、言語もたくさんあります。
「思い通りにならない経験がしたい！」という願いを叶える場所として用意されているのが地球という星だとしたら？そして地球に生まれた時点でその記憶を忘れてしまったのだとしたら？
「思い通りにならないこと＝悩み」です。
つまり、今ぼくたちが日々いろんなことに悩んでいるのは、元々は（思い通りにならない経験がしたい！と）自分が望んでやってきたのかも？
というのが今回の一番重要なポイントです。
だからぼくは「人間がなぜ生まれてきたのか」という問いに対して、「人間は悩むために生まれてきた」という仮説を立てて日々生活しています。
そして、だからこそ日々ぶつかる悩みと前向きに向き合うことは重要なんだと思います。
悩みを遠ざけるのではなく、「どうせ何かで悩むのだから」と堂々と構えると、意外と気が楽になりますよ。
さいごに
今回は「人間はなぜ生まれてきたのか」という問いについてぼくなりの考えを紹介しました。
もちろんこれが全員に対して絶対的な説ではなく、ぼくにとって現時点で一番有力な仮説というだけに過ぎません。
十人十色の考え方があると思うので、ぜひ自分なりの考えを巡らせて仮説を作ってみてください。
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最後まで読んでくださってありがとうございました。
