3〜6歳

なぜ子どもは親が忙しくて手が離せない時に限ってかまって欲しがるのか?

かんかん

こんにちは。子育て情報ナビゲーターのチュロスです。
かんかん
このブログでは、0〜6歳の子どもを育てている親御さんに向けて、
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なぜ子どもは親が忙しくて手が離せない時に限ってかまって欲しがるのか?


幼児期や小学生くらいの子どもたちは、なぜか親が忙しい時に限って「ママ〜」「ねぇねぇ」「あのさ〜」と言いながらあなたに近づいてきませんか?

園児〜小学生くらいの子どもを育てている親御さんであればそんな経験、思い当たると思います。

自分の子ども時代を思い返してみても、親が料理をしている時、テレビを見ている時に「ねぇねぇ」と声をかけに行った記憶があるのではないでしょうか?

どうして子どもたちは、親が「今は手が離せないなぁ」という時に限って声をかけてくるのでしょうか?

例えば

  • 料理中
  • 電話中
  • ドラマを見ている時
  • スマホをいじっている時

これには理由あり、実は、子どもたちは「親が自分のことをどう思っているのか」を遠回しに探ってきているのだと思います。

 

そこで今回の記事では、

  • なぜ子どもは忙しい時に限って「ねぇねぇ」と声をかけてくるのか
  • どうしても手が離せない時にたった5秒で子どもに納得してもらう魔法

を紹介します。

 

「ねぇママ、今やってることとぼく、どっちが大事なの??」

blueMix / Pixabay

料理をしている時やテレビドラマを見ている時に子どもが「ママ〜遊ぼ〜」「ねぇねぇ、これ(宿題)教えてよ〜」と声をかけてきたら、親の気持ちとしては、「今は忙しいからあとでね」「なんであんたはいつもタイミング悪いの?今いいところなんだからちょっと待ってよね!」と思ってしまうかもしれません。

 

確かに子どもとの時間も大切ですが、家事や仕事、テレビやスマホも大切ですからね。

 

ただ、子どもはすごい存在です。どんな小さな子どもでも、親が仕事や家事、スマホを大切にしていることをちゃんと感じています。

だからこそ、親にとって「後からにして欲しいなぁ」という絶妙なタイミングで声をかけてくるのではないでしょうか。

 

つまり、この子どもからの声かけの意味は、

「料理することとボク、どっちが大事なの?」
「スマホとワタシ、どっちが大事なの?」

という質問と同じなのです。

 

もちろん子どもは意識してやっているわけではないと思います。(だからこそこれを本能でやっている子どもたちはすごい存在だと思うのですが。)

 

ところで、

これに似た質問、どこかで聞いた事ありませんか?

そうです。カップルや夫婦がよく言い争いになると噂の、
「ねぇ、仕事とワタシどっちがの大事なの?」論争です。

あの質問は、
一般的には女性から男性に向けて宣戦布告される事が多いと思いますが、
当時質問する側だった女性は、時を経て母親になり、
我が子に同じ質問をされるわけですね。

子どもが言葉を使って「家事とボク、どっちが大事なの??」とか「スマホとワタシ、どっちが大事??」と聞いてくれたら分かりやすいのに、、、と思いますが、子どもは言語能力と発達の幼さもあって、そのようには聞いてくれません。

 

というわけで、子どもが「ねぇねぇ」「ママ〜」と声をかけてくる時、どっちを優先するかです。

子どものココロの安定を思えば、絶対に用事よりも子どもを優先してあげた方がいい。と思います。

 

しかし、親には親の事情があります。
どうしても手が離せない時、時間が取れない時もありますね。

 

そんな時、5秒で子どもが納得してくれる魔法があります!

 

 

「大切にしていること」を伝える魔法

Pezibear / Pixabay

どうしても手が離せない時や時間が取れない時に5秒で子どもが納得してくれる魔法があります!

それは、ズバリ、ハグ子どもをぎゅっと抱きしめてあげることです。

「今は忙しくて手が離せないからごめんね。」と説明し、5秒抱きしめてあげるだけで子どもの不安は減少し、エネルギー充電が満タンになります。

 

「え、そんなことで!?」

と思われるかもしれませんが、これはぼくがオーストラリアの保育園で働いている時に、現地の子育てを見ながら「確かに効果がある」と実感したことです。

 

思い出してみてください。子どもが忙しい時に声をかけてくる時の根底には

「お母さん(お父さん)が今やっていることとボク(ワタシ)、どっちが大事なのかな?」

という疑問や不安があるわけです。

たとえ5秒でも作業の手を止めて子どもに意識を向けてあげるだけで、子どもは「あ、ボクの方を優先してくれるんだ」「ワタシの方が大切にされてる」と感じることができます。

 

この、ほんの数秒の積み重ねで、子どもは親を信頼するか、不信を心の中に抱くのか、
分かれ道になるのだと思います。

 

ぼくが保育園で働いている時も、
「ねぇねぇせんせ〜」と子どもが関わりを求めている時にどうしても手が離せない時は、
肩に手を置いたり頭を撫でたりして「今◯◯をしているから、あとでね」と言うようにしていました。

約束は守ろう

ただし、家でも保育園でも、毎回その口約束だけでは子どもたちも不満に思ってしまいます。
「さっきあとでねって言ったじゃん、口だけなの」と。

なので、用事がひと段落したらちゃんと、
「さっきは手が離せなくてごめんね」「もう用事終わったから何かして遊ぼうか?」と、子どもとしっかり関わる時間を取ることを忘れないようにしないといけません。

「約束を守ること」のお手本を見せてあげましょう。

 

 

日々の小さな積み重ねが子どもを育てる

というわけで今回は、「なぜ子どもは親が忙しくて手が離せない時に限ってかまって欲しがるのか?」でした。

 

今回のテーマで1番気をつけたいことは、子どもが「お母さんはボクよりスマホの方が大事なんだ」
「お父さんはワタシよりゲームの方が大事なのね」と心に刻みながら育ってしまわないようにすることだと思います。

子どもにとって「親」という存在は、一番身近で絶対的に信頼できる存在である場合がほとんどです。

 

現代のように共働き家庭が増えて母親父親とも仕事に忙しく、テレビやスマホを始めとする娯楽もたくさんある環境の中で大変だとは思いますが、子どもが親を信頼し、安心できるように、子どもからの「ママ〜」「ねぇねぇ」にはしっかりと向き合っていきたいですね。

 

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